Columns|コラム【自立】全5回

第2回 自分が思っていた自立

前回「自立」という概念が

どのように使われるか、ということを考えてみました。


振り返ってみると、

これまで私自身「自立」を意識したのは

・社会人になった時

・結婚した時

・会社をやめて起業した時

でした。


社会人になった時は、

ものすごい大人になった気持ちでした。

学生時代にアルバイトで

お金を稼ぐことはしていたのですが、

単純にお金を稼ぐだけでなく

「社会人」という世界に自分が入った、

という世界観がそういう気持ちをもたらしたと思います。

親に養われるのではなく、

自分の力で生きていくんだ、

そんな実感をもったものでした。

私にとって初めての「自立感」でした。


結婚した時は「家族を持つ」という特別感が

「一家の主」として

これから自分がいろいろと

決めていなかなければいけない、

という思いを強くしました。

一般的な世界から「家庭」という

新しい世界に身をおくことが「自立感」をもたらした気がします。


そして会社をやめて起業した時。

「雇われてる」という状況からの「自立」でした。


これらに共通しているのは、

「新しい世界に身を投じる事」という

共通の出来事があり、

既存の世界からの逸脱がすなわち自立感を

もたらしていた気がします。

社会人になっても親への依存心は残っていたし、

家庭を持った時でも社会への関わりは

むしろ深くなっていました。


その中でも会社をやめて起業した時は

単なる「逸脱による自立」ではない感覚がありました。


それが「依存しない」という考え方です。

次回はこのことについてお話します。





「第1回 自立とは」

「第3回 “依存しない”という考え方」

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