Columns|コラム【パズルのピース思考】全6回

第6回 目標にこだわらないライフスタイル【最終回】

前回までは、シェアハウス事業を始めるにあたってのパズルのピースをご紹介してきました。

海外コンプレックス

両親

サラリーマン大家勉強会

サラリーマンの経験

これらが、2014年9月にあったオリンピック招致委員会の、

「2020年は東京開催」という決定が引き金となって

パズルのピースのように組み合わさり、

シェアハウス事業のイメージの原型が生まれました。


面白いのはこれらのピースは「シェアハウス事業」を意識して作られた物ではなかった、

ということ。

いいかえれば、初めからシェアハウス事業をするという目標を設定し

それに向けて経験値を積み上げてきた、というわけではないのです。


あなたの目標はなんですか、と聞かれることがよくあります。

目標を定めてそれにむかって突き進むスタイルはとても素敵です。

自分自身方向がとても明確だし、

周りから見てもわかりやすく、そしてエネルギーも感じます。

一方目標を定めそれに向かうにはいろいろな前提条件が必要となります。

それら前提条件をクリアしていく、という身近な目標が見えやすいよさがある一方、

その前提条件が崩れたときに、

あるいは環境が変わったときに、

目標へ向かえなくなることが起こり得ます。

目標を変えられればいいのですが、

向かえない目標に固執してしまうと、

自分自身を苦しめてしまうことになりかねません。


ピースのパズルを経験すると、異なるライフスタイルが見えてきます。

目標を意識せず目の前のことを一つ一つ丁寧にやっていくことを積み重ねていくことで、

あるきっかけで新しい方向を発見しそれに向けて進む、

ということを繰り返していくスタイルです。


おぼろげな将来のイメージは持つとしても

あえて目標を定めないスタイルは、

これからの変化に対応できる柔軟な姿勢とも言えるので

変化の多い環境には選択肢となりうるスタイルではないかと思います。

そう考えるようになってとても気持ちが楽になりました。



次回からは新しいテーマをお届けします。

7月に掲載予定です



「第5回 パズルのピースその4」

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