Columns|コラム【パズルのピース思考】全6回
第5回 パズルのピースその4
前回までに3つのパズルのピースをご紹介してきました。
海外コンプレックス、両親、サラリーマン大家勉強会。今回は最後の4つめのパズルのピースです。
パズルのピース4:サラリーマン経験
新卒で就職し23年間会社勤めしてきました。
23年も勤めていると色々な経験をさせてもらいました。
職種として見ると大きく3つに分けられます。
1) 品質保証
2) ハードウエアの開発・設計
3) 事業企画
「品質保証」時代は通算で5年間ありました。その間、
物理・化学分析装置を使った故障解析、
品質基準作成、
市場品質調査
といった経験をさせてもらいました。
「ハードウエアの開発・設計」は通算で11年間ありました。その間に、
開発、設計プロセス(デバイス開発から商品化まで)
製造プロセス(調達から生産管理まで)
B to Bの採用プロセス
開発・商品化プロジェクトマネージメント
エンジニア集団の管理職
海外販売会社での顧客支援
といった経験をさせてもらいました。
そして「事業企画」は通算で7年間ありました。その間に
事業計画・中期計画策定
部署間の調整
海外事業所
事業所閉鎖
非エンジニア集団の管理職
といった経験をさせてもらいました。
業務そのものだけでなく、携わっている間の気持ちの変遷や物の見方といったいろいろな要素が体験として自分の体に染み込んでいる気がします。
退職してビジネススクールに通ってみると、
実にこの経験がいろいろなことに紐付いてきました。
オペレーション、人間関係、リーダーシップなどなど。
そして少なくない方々からご相談いただき、
少しばかりお役にたてたのでは、という手応えもありました。
会社員の体験は在職時だけでなく、退職後も役に立っているのです。
「自分の経験はどうやら少しは役に立てるのかもしれない」
そんな風に思えてきたのです。
これが私にとって4つめのパズルのピースになりました。
次回最終回ではライフスタイルにふれてみます。